紅葉のしくみを知る、超カンタンに!
今年(2005年)の紅葉は例年より遅れ気味で、京都の場合、11月下旬から12月初旬がピークになるそうです。11月に入っても、まだ25度近くまで昼間の気温があがり、なかなか冷えがやってこない今年。会う人、会う人「今年の紅葉はアカンな〜」と、そんなあいさつをかわしています。
紅葉のしくみ… この時期ぐらいしか興味のわかない話題ですので、せっかくですからカンタンに勉強してみましょう。
秋になって寒くなると、葉っぱ自身が葉の付け根のところを細らせます(離層といいます)。枝から離れていく準備です。
離層ができて、枝との間で物質のやりとりができなくなると、葉っぱ自身の中で、いろんな変化が起こり始めます。まず寒さによって、葉を緑色に見せている物質、葉緑素(クロロフィル)が分解しちゃいます。
←葉を緑に見せているのは、葉緑素のはたらき。
そうするともともと葉の中にあっカロチノイド、という黄色く見せる物質が残って、葉が黄色く見えるのです。
←黄色くなった葉の奥に、早くも次の芽生えが…
また、葉の中に残った糖分が変化して、赤くみせる色素、アントシアンが多くできます。すると葉は紅く見えるわけです。
←紅葉の王道!これがアントシアンの紅!
わかったような、わからんような…ですね。ま、そんな化学変化が、葉の中でいろいろとおこっている、とそのへんでいいですよね〜!大切なのは、紅葉を美しい!と思える心なんですから!
といいつつ、あとちょっとだけ。紅葉が美しく見える条件は、「夏のあいだの日当たり、秋になってからの低温」といわれるのも、上の説明にあてはめるとよく分かりますネ。夏の間、葉に光をたくさん浴びて養分がたくさん蓄えられると、アントシアン(↑赤色の色素)もたくさんできて紅がきれいですね。秋の低温がすすむと、葉緑素(↑緑色の色素)の分解がすすんでカロチノイド(↑黄色の色素)が良く見えますね。
紅葉のしくみのポイントは、色にまつわるこの3つの物質です。
今年の紅葉狩り、「紅葉きれいやね〜!」のあとに、ちょこっとこの説明を加えてみましょう。ちょっとソンケーされるかも!?
(2005年11月08日) |